柿の農園日誌

1月 剪定作業

新しい年が始まりました
柿の木に積った雪は芸術的でした

収穫を終えた柿畑へは、10月頃「お礼肥え」を施し、果樹や園地に感謝を伝えます

柿の木の雪景色

2月~3月 施肥

2月(渋柿の畑)と3月(富有柿の畑)では畑の地面の草の生え方が違います。並べると良くわかります。

4月 苗木育成・防除

改植・苗木の成育

ポット植えには、藁を敷き、自作灌水

柿畑は新芽が鮮やかです 花芽も見えてきました
柿の木の皮剥きをした畑(右側)は木が白く、むいていない方(左側)は こげ茶です
皮むきをした柿の木は自ら白くなって陽除け(紫外線から身を守る)します

5月 摘蕾・摘花作業

柿畑は、『摘雷作業』「つぼみ」をまぶきます
一枝に、1つずつ 良い実のなることを願って残していきます
お客様の 「甘くて美味しい~立派だったよ」というお褒めのお言葉を 思い起こしながら頑張っています。

6月 防除・摘果作業・追肥

たくさん実を付けても、自分の力では維持できないと判断すると、どんどん実を落とします
皆様にお届けする 選りすぐりの実をしっかりと守り育てていきます

柿畑は、蕾や花の時期を終え小さな実が見えはじめます
この頃になると、軸もしっかりして指では間引いていけないのでハサミでチョキチョキ・・・一枝に、1つずつ良い実を残していきます
畑は湿度の高い日もあれば、さわやかで柔らかな陽射しの日もあります
蚋(ブユ・ブト)、めなぶり、と言ったあまり聞きなれない虫が発生する時期になり、蚊も出てきます
ブユは刺されると独特な痒みを伴いますが、綺麗な水を好む虫だそうです 
天敵のトンボも飛んでいるので、自然に任せます 私たちは、蚊取り線香や森林香を携えてしっかり防御します

7月 防除・仕上げ摘果作業

平井農園には昔からの水源があります 雨の少ない日も少しずつ貯めては防除や苗木の潅水に役立っています
昔はこの水で米作りもしていました。美味しいお水です

8月 防除・仕上げ摘果作業

仕上げ摘果、枝のつりさげ、ツッパリ棒 大風・台風対策 防虫病害虫予防

潅水設備のある畑、日中は農作業があるので、潅水のローテーションは早朝深夜格別な猛暑もあり、果樹も人も疲れが出やすい時期ですが虫の発生時期でもあります
果樹づくりでは、一番しんどい時期になります 超早朝に作業を始めて日中に体を休めることに注力します

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9月~10月 収穫

柿畑は柿の実も随分大きくなりました。害虫被害にあわないようにに注意を払います
たねなし柿(渋柿)が色づき、露地栽培の柿収穫スタートです!


10月26日は柿の日です
明治28年10月26日、正岡子規が奈良に滞在していたとき、
「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」と俳句を詠われました。このことにちなんで制定されたようです

キュッと冷え込んだ空気
落ち葉を踏みしめる音
畑の景色は冬
収穫が終わると果樹畑は しばらくの冬休みに入り 御礼肥、剪定と来年の果実作りがスタートします
来年も西吉野の自然が育てた果実をお届け出来るように努力いたします ありがとうございます
平井農園では、「美味しい果物」をみなさまにお届けするために、日々コツコツと農作業に励んでいます

12月

収穫を終えると 冬の内職 干柿づくりをはじめます