農園のご紹介

「西吉野 柿と梨の平井農園」は、奈良県五條市西吉野町にあります。この地域には、金岳・銀岳・銅岳と呼ばれる「吉野三山」があり、私たちの果樹畑はそのひとつである銀峯山(銀岳:標高614m)の中腹から山頂近くに位置しています。豊かな自然に囲まれた傾斜地で、太陽の光をいっぱいに浴びて育った果実。その中から「樹上完熟」したものだけを収穫し、皆様にお届けできるよう、チーム一丸となって努力しています。

先祖代々受け継ぐ、西吉野の歴史と薬草文化

平井家は先祖代々この地で農業を営んできました。先代からは、かつて芍薬(シャクヤク)や貝母(バイモ)、ユリ根、大和当帰(ヤマトトウキ)などの薬草を栽培していたと聞いております。今でもこの地域には、里山の豊かな薬草文化が絶えることなく受け継がれています。

明治時代後期には柑橘(かんきつ)栽培が盛んでしたが、大正10年の大寒波により大きな被害を受けました。しかしその際、西吉野村黒淵で栽培されていた「富有柿」だけは被害を受けず、立派な実をつけました。これをきっかけに西吉野村賀名(あのう)を中心に柿の栽培が広がり、当農園も地域の気候風土に適した「柿」栽培へと転向いたしました。

この地には江戸時代に宮中へ御所柿を献上していた歴史もあり、独自の剪定方法や栽培技術が磨き上げられてきました。後継者不足に負けず技術を繋いできた結果、現在では市町村単位で「日本一の柿のまち」と呼ばれるまでに発展しています。

終戦直後の自己開墾から始まり、1959年頃からの農業構造改善事業、そして国営農地開発事業を経て、地域の農業の規模拡大が進みました。平井農園も、この「パイロット」と呼ばれる国営農地を3か所保有し、広大な園地で栽培を行っています。

平井農園のくだもの紹介

【柿】伝統の技と寒風が育むこだわりの味
柿圃場では、刀根早生柿(とねわせ)、平核無柿(ひらたね)、富有柿(ふゆ)を露地栽培しています。 また、平核無柿を12月まで木にならせておく「超樹上完熟」の渋柿を使い、皮をむいて約2ヶ月間じっくりと寒風熟成させた「とっておき干柿」も製造・販売しています。

【梨】流通量が極めて少ない希少ブランド
梨圃場は現在パイロットに集約し、清澄(きよすみ)、幸水(こうすい)、愛甘水(あいかんすい)、二十世紀(にじゅっせいき)梨を栽培しています。 西吉野地区は昼夜の寒暖差が大きい傾斜地に恵まれています。中でも「白銀(しろかね)地区」周辺で栽培される梨は、徹底した樹上完熟を行っており、「まぼろしの梨」「まぼろしの白銀梨」として非常に高い評価をいただいています。流通量が極めて少ない希少なブランド梨です。

【新たな挑戦】気候変動へのリスク分散

  • すもも(大石早生など): 2012年頃から、カメムシ被害などのリスク分散のため、小さな畑から栽培を始めました。
  • 花山椒(はなさんしょう): 近年の極端な気候変動への対策として、2026年頃から少量ですが出荷を始めています。
皆様に喜ばれる、信頼される農業を目指して

私たちは、奈良県のブランドである「西吉野の柿」に誇りを持っています。 「1日くだもの200グラム」を目標に、皆様に喜ばれ、信頼していただける農業に邁進してまいります。

現在は、環境に配慮した減農薬・農薬節約栽培(持続可能な農業への取り組み)をはじめ、元気な土づくり、雑草を生かして土壌を豊かにする草生(そうせい)栽培の園地を増やしています。

地域の恵みをたっぷりと受け、地域をあげて大切に育てた果物たちです。ぜひ、奈良県西吉野町で育った自慢の農産物をご賞味ください。