【幻の和梨】「白銀梨(しろかねなし)」をご存じでしょうか?
溢れる果汁と豊かな甘み。みずみずしさを極めた贅沢な逸品。 奈良県五條市(西吉野地区)の白銀集落周辺でのみ育まれる、知る人ぞ知る希少なブランド梨「白銀梨」。
「白銀梨」に刻まれた、80年の物語
いまでは、耳にすることが少なくなってしまった「しろかねなし」。 その歴史は、今からおよそ80年前、昭和20年の終戦直後にさかのぼります。
当時の平井農園では、柿と梨の栽培が生業(なりわい)でした。 しかし、戦争によって一家の大黒柱を失い、平井家は大変な苦難の時代を迎えます。
先代・澄男は、当時わずか10歳(小学生)。幼い妹ふたりとお母さんを支えるため、自らの学業を諦め、家族のために農業の道へ進むことを決意しました。
澄男少年の通学路には、梨の協同出荷場がありました。 早朝、暗いうちから収穫した重い梨を担ぎ、急傾斜地を力強く下って出荷を済ませてから学校へ向かう日々――。
そんな厳しい環境と過酷な努力の中で育まれた甘く美味しい梨は、いつしか「白銀村の白銀梨」と評判を呼び、その味を聞きつけた方々へ一般販売も行われるようになっていきました。
現在の園主・満男が継承し、進化させる「極上の梨づくり」
先代が人生をかけて守り抜いてきたこの急傾斜地の畑。現在の園主・平井満男は、その歴史と情熱を受け継ぎながら、日々たゆまぬ工夫と現代の卓越した栽培技術で「白銀梨」の品質を極限まで高めています。
① 傾斜地を活かした土壌と肥培管理
「肥料はサプリメント」という考え方
土壌が本来持つ力を最大限に引き出すため、肥料は必要な分だけを適切に与える「サプリメント」として捉えています。
草生栽培と圃場保水・ダニ対策
草を生やして育てる「草生栽培」を取り入れ、土の乾燥を防ぎ保水力を高めるとともに、生態系を整えることで害虫(ダニ等)の発生をある程度自然の力で抑えています。
② 手間を惜しまない「命を吹き込む」交配作業
園主自ら行う花粉採取
受粉の鍵を握る雄花の花粉採取は、園主自らが一つひとつ厳選して行い、解葯(かいやく)から交配用の花粉づくりをおこないます。
訪花昆虫×スタッフの手作業
開花時期は短く、ミツバチなどの訪花昆虫の力を借りると同時に、経験豊富なスタッフの手作業によって確実かつ丁寧に交配を行い、見事な果実の結実へと繋げます。
③ 昨今の高温気象に負けない工夫
夏季剪定とスプリンクラー潅水
近年の厳しい猛暑から果樹を守るため、葉や枝の陰影をコントロールする「夏季剪定」を実施。さらにスプリンクラーによる適切な潅水(水やり)を行うことで、樹体のストレスを和らげ、果汁たっぷりのみずみずしさを保ちます。
④ 鮮度と安全への徹底したこだわり
果実が熱を持たない「早朝収穫」
収穫は、果実が太陽の熱で温まる前の「早朝」に行います。果実の温度を上げないことで、抜群の日持ちと圧倒的な鮮度を保持したままお届けします。
最小限の農薬散布と獣害対策
安心・安全な梨をお届けするため、農薬散布は必要最小限に抑制。防鳥網や獣害柵を強固に張り巡らせ、自然の脅威から大切な果実をしっかりと守り抜いています。
溢れる果汁と、澄んだ甘み。希少な高級梨「白銀梨」
「白銀梨(しろかねなし)」は、急傾斜地での栽培の難しさと限られた生産量から、一般的な市場やスーパーには滅多に出回らない“知る人ぞ知る希少な和梨”です。
最大の特徴は、果肉のなめらかさと圧倒的なみずみずしさ。一口かぶりつくと、ジュワッとあふれ出す芳醇な果汁と、後味のすっきりとした上品な甘みが口いっぱいに広がります。
栽培地域: 奈良県五條市西吉野町 白銀地区
特徴: 寒暖差の大きい標高の高い傾斜地で、徹底した「樹上完熟」を行って収穫するため、「まぼろしの白銀梨」と呼ばれています。
「白銀梨」が選ばれる3つの理由
① 芳醇な果汁と忘れられないやさしい甘み
この地で育つ二十世紀梨(青梨)は、さわやかな酸味と澄んだ甘みが引き立つ深い味わい。一口ごとに溢れ出す果汁は、まるで100%天然果汁ジュースを味わっているかのような驚きのみずみずしさです。
② 一つひとつ手塩にかけて育てる希少性
急傾斜地での作業には大変な手間がかかり、収穫時期も限られているため、市場に出回る量はわずかです。生産者が一粒一粒に心を込め、丹精込めて育て上げた特別な梨をお届けします。
③ 贈答用・ギフトにも最適な上質感
大玉で存在感があり、気品のある佇まいから、「全国の梨を食べつくしているこだわり派の方」への贈り物や、お盆・お彼岸のご供物、敬老の日のご挨拶、自分への最高のご褒美として大変喜ばれています。
美味しいお召し上がり方
食べる1〜2時間前に冷蔵庫へ
冷やしすぎると果物本来の甘みを感じにくくなるため、お召し上がりになる少し前に冷蔵庫(野菜室)で冷やしていただくのが一番おすすめです。
芯を中心に「くし形」にカットして
梨はお尻(底)側に一番甘みがたまります。芯を中心に縦の「くし形」にカットしていただくと、どこを食べても均一で美味しい甘みをお楽しみいただけます。
